本は繰り返し読むと、新しい発見があります。読めば読むほど味わいのある本。読み返さないのはちと、さびしい。。。
本は一度しか読まない人
そもそも本を読まない人
本の読み方を知りたい人
昔読んだ本を読み返してみると
本棚を見渡してみると、むかし買った本のほうが最近買った本よりも多いのに気が付きます。当たり前ですけど。
去年買った本。5年前に買った本。10年以上前に買ったであろう本。それぞれの本が眠る本棚。眠らせたままではちと、さみしい。そんな本棚から一冊、取り出してみましょうか。
数ある本の中から無作為に選んだその一冊。どんな思い出がありますか?本の内容はどれくらい覚えていますか?
もしもですよ。
手に取ったその本について、ほとんど覚えていないとしたら。。。もう一度読んでみませんか。少し時間を取ってでも。
よみがえる記憶。はじめて読んだそのときの思い出
僕は『自省録』を繰り返し読んでます。最初に読んだのはもう20数年前の学生時分。当時ハゲることにおそれ、おののいてた僕のココロを救ってくれた本。無人島に持っていきたい本のナンバーワンです。
初読のときには気づかなかったことに気づく。意味の分からなかった文言から筆者の意図がくみとれる。一冊を繰り返し読んでいくと、そんな場面に出くわします。
二度目に読んだときよりも、三度目に読んだ時のほうが。三度目よりは四度目のほうが、その本に対する理解は深まります。なぜなら、それだけの日数が経過しているから。
極端な例であれば、初読から5年が経過していれば、5歳も年を取ったことになるので、人生観や価値観、生活環境もかなり変化しているでしょう。これが10年であれば、激変しているといってもいいでしょう。
再読して気づいたことはメモしておこう
再読して新たに発見したこと、気づいたことはメモしておくこと。メモすることで記憶にとどめ、さらに新たな発見が期待できるから。メモについては以下の記事も参考ください。
先ほどご紹介した僕の大好きな本。『自省録』の一節。僕の座右の銘とも一番好きな言葉でもある文章。あらゆる不安と悩みを解消してくれそうな、パワーワード。
君が何か外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。
出典:マルクス・アウレーリウス 神谷美恵子訳(1956).自省録 岩波文庫
初めて読んだ時は、それはそれはものすごい衝撃でした。ハゲに悩む僕のココロを救ってくれましたからね(笑)
まだ未読の方がおられましたら、ご一読を。
本を読まない方へ
本を読んでみたくはなりませんか? 「読む時間がない」、「読む意味が分からない」、「読んでもおもしろくない」など、いろんなご意見があるでしょう。
時間がなければ作りましょう。意味が分からないのは読んでいないから。おもしろくないのは読書量が足りないから。
少々、キツイ表現をしてしまいますが、本を読まない人生はあまりにももったいない。生きている喜びの価値を失わせているかもしれない。
何の気負いもなく、力まず、肩のチカラを抜いて、本屋に行きましょう。気になったタイトルがあれば、それを買いましょう。そしてゆっくりでもいいので読んでみる。
自分の心にぐさりと刺さる名言がそこにはある。
本のチカラはあなどれません。